木工(DIY)

酒と、レマコムと、変な食器棚(2) -組立編-

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酒と、レマコムと、変な食器棚(2) -組立編-

前の記事で、酒への愛と、何としても冷やして保存せねばならぬ使命と、変態食器棚の設計まで説明しましたので、続きはその組み立てからです。

酒と、レマコムと、変な食器棚(1) -設計編-
酒と、レマコムと、変な食器棚(2) -組立編- ←いまここ
酒と、レマコムと、変な食器棚(3) -管理編-
酒と、レマコムと、変な食器棚(4) -とことん楽しむ-

「変な食器棚」の組み立て

基本的に、本棚の制作と何ら変わるところはありませんので、そっちの参照が多めです。
少々読みにくい点はご了承ください。

●材料購入と切り出し

材料は「パイン集成材」のサブロク(1820×910×18 mm)が1枚です。
これをホームセンター(のパネルソー)で、望む寸法に切ってもらいます。
基本的には本棚の時と同じですので、こちらを参照ください。

本棚ブログ
壁一面の本棚をDIYで! (02) -設計編-
壁一面の本棚をDIYで!(03) -買い出し編-

背板は、要るのは食器棚部だけですので、635×435mmでいいかな。

爆発図・背板

●材料の加工

棚板はねじ止め+木工ボンドの無敵の組み合わせです。
板にペンシルで図面通りの線(棚板の位置、ねじ穴の位置)を引きます。
ドリルがずれないようにポンチでセンターを打ちます。
板に線を引く ポンチを打つ

中の棚板は、ガラス戸の分だけ引っ込んでいるので、組立前に稜線を削っておきます。(C面をとる)
C面をとる

ねじ頭も本棚同様に木栓にして美観アップしましょう。
木栓の穴φ10とネジ穴φ4を開けます。

ポンチを打って、木栓用のφ10穴を材厚の半分まで掘ります。
φ10ドリル φ10穴が開いた

φ10穴

次にその穴の底からφ4の貫通穴を開けます。
はい、反対側の棚板予定位置(厚み)のほぼ中央に貫通しました。
φ4穴をあける φ4穴は棚板中心

このへんのうんちく&詳細はこちら

本棚ブログ
壁一面の本棚をDIYで!(04) -組立編1-
壁一面の本棚をDIYで!(05) -組立編2-

●組み立て

棚板側面に木工ボンドを塗って、側板とネジ止めします。
ボンドを塗る ボンドを塗り広げる

もう片面は3枚一気です。
ボンドを塗る2

ネジ止めの写真を撮ってなかったので、闖入者の写真のみ。
見守る猫

このへんの工程の詳細はこちら

本棚ブログ
壁一面の本棚をDIYで!(06) -組立編3-

ここで例の長~い脚で困ります。
横にしたときに、脚が自重で下がってきました。このままでは、組み立てと、その後の塗装がままなりません。
側板がたわむ

こういう時は・・・

つっかえ棒1 つっかえ棒2

木片を使った「つっかい棒」で支えます。便利~

接着を終えたら、ねじ頭を木栓で埋めて、乾燥後ツライチに切ります。

●塗装

つづいて塗装です。本棚同様、透明ニスにします。
詳しくはこちら

本棚ブログ
壁一面の本棚をDIYで!(07) -塗装編-

本棚は背板がほぼ見えませんが、食器棚はそれが見えるし清潔感を出すために「白」で塗装します。
塗装後に本体へ貼るので、木工ボンドが木材どうしを接着するように、背板の接着部はマスキングしました。棚板の接着部もニスを塗ってません。(間に塗料をはさむと接着強度が落ちそうな気がしたので。)

背板塗装1 背板塗装2
左:塗装後の背板 / 右:マスキングテープを剥いだところ

塗料が乾いたら、背板を木工ボンドを塗り、小鋲(こびょう)13mmで固定します。

ガラス引戸

棚板が600mmなので、ガラス引戸用のアルミE型レールは599mmにしましょう。これに両面テープを貼ります。レールが12mmなので幅10mmの両面テープがちょうどいいです。
上下とも棚板から5mm引っ込んだところに貼ります。

レール

両面テープの上に米粒大のゴム系ボンドも、数か所塗っておきます(補強用)。

ガラス戸をはめてみる・・・おお、ぴったり!
オーダーガラス板.COMさん。ありがとう。

ぐらんぐらんはどうなった?

で、完成してみると、とてもぐらんぐらんで剛性のかけらもありませんでした。引戸を動かすとゆ~らゆら。どうにかせねば。

しゃーねぇ、筋交いでも付けるか・・・ おっ。 食器棚の横のラックは堅牢だねぇ。
余ってる木片で、上の方だけつなげてしまえば直るのでは・・・?
はい、完全に解消しました。

隣の家具に頼ってしまっている変な設計ですが、そうしないとレマコムに特化した利便性は生じなかったでしょうから、結果オーライです!

合体パーツ ここで合体

LEDライト

レマコムは「庫内灯が無い」んです。それの解決策で、この食器棚の棚板にキッチンライトのような薄型LEDライトを貼ります。
なお、100Vコンセントから電気を取ると、配線が丸見えになってしまいます。それはいまいちです。
そこでバッテリー内蔵の薄いシンプルデザインのものにしました。

これです。 https://item.rakuten.co.jp/ipow/b096m5crhh/?s-id=ph_pc_itemname

LEDライト1 LEDライト2

軽いので、両面テープで貼った金具にマグネットで引っ付いてます。
USBで充電するとき、またはどこか別の場所を照らすときはここから外します。
1回数分の点灯なので、ごくたまに(体感的には月1回程度?)の充電頻度です。
手かざしでON/OFF。色味と明るさは可変です。

配線がないすっきり美観と、時々充電必要な面倒との天秤でしたが、私的にはこれでOK。

これで中の酒を明るく照らせます。
「今日は何を飲もうかな~」と探すとき重宝します。じゅるる。

これで、食器棚はほぼ完成ですが、酒とレマコムと食器棚について取りこぼした話もありますので、次回に続きます。
例えばレマコムの電気代や庫内温度の実測値、飲酒履歴の付け方・・・等々。

酒と、レマコムと、変な食器棚(3) -管理編- につづく

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