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バイクガレージ内装をDIY!(前編)

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バイクガレージ内装をDIY!(前編)

ガレージ内装

バイクガレージ内装を、定番のOSB合板で作ってみました。

コンセプトは「ガレージのパネル(鋼板)に一切、穴をあけない!」です。

って・・・できるの?

はい、できました!

 

うちのガレージはイナバ バイク保管庫

ガレージの仕様はこんな感じ。

  • バイク保管庫 イナバFM-2635HD(土間タイプ+ハイルーフ)
  • 高基礎仕様(ハイルーフ+高基礎で、かなり天井高になる)
  • オプション 側面に引戸、シャッターケース、小窓、雨とい

参照:イナバ物置 > バイクガレージ バイク保管庫[FM]

ちょっと説明すると、
バイクガレージ(バイク保管庫)には「土間タイプ」と「床付きタイプ」があります。
「土間タイプ」は基礎工事が必要でコンクリート床になります。だからガレージの部材は、壁と天井のみです。
「床付きタイプ」は物置のように床があるタイプなので基礎工事はありません。

私は「土間タイプ」「ハイルーフ」にしました。ハイルーフはスタンダードより庫内高さが30cm高いんです。
それに加え「高基礎仕様」にしています。通常より30cm高い基礎の上にガレージが乗ってます。
この合わせ技で、天井高はMAXです。

「引戸」はウッドデッキの記事でも説明しましたが、家の勝手口を出てガレージの横からすぐ入るという動線が便利かと思って付けました。

参考:超簡単!ウッドデッキ(渡り廊下)

そのほかのオプションはつけても安いので、くらいの気持ちでチョイス。
通気のためと思って「小窓」、巻き上げて恵方巻状態になったシャッターを隠すための「シャッターケース」、雨が地面を穿たないようにと「雨とい」

とここまでは、素人でどうにかなるレベルではないので外構・エクステリア屋さんにやってもらいました。
(ありがとう。いい仕事でした)

基礎工事 コンクリート床 ガレージ(素)

入れ物としては全く不満が無いんだけど、内装をどうにかすると、より良さげ。

※実はガレージを発注する前から、内装DIYをやる気満々でしたが。

理由

  1. そのままではガレージ内がパネル(塗装鋼板)むき出しで、殺風景。まるで物置みたい(てゆーか、モロ物置)
  2. さらに、電気を引いたときにコンセントやスイッチを「露出スイッチボックス」や電線管(パイプ)で施工することになるので、工場みたいになる(下図)。あ、これはこれでアリかも?かっこ良す。

露出ボックス+配管

・・・いやいや、私はOSB合板で覆って、コンセントやスイッチを埋めたいんだった。

初志貫徹。

 

内装の設計

設計で一番悩んだところ。

「できればガレージの鋼板にビス穴をあけたくない」です。そこからサビが進行しても困るし。
OSB合板や石膏ボードなど、壁材は間柱で止めます(下図)。この間柱をガレージ本体にどう固定するかが悩みどころ。

壁板と間柱

webで先人の知恵をググってみてみたら、

  1. ガレージ自身の既存のネジ穴を使って、長いボルトで間柱を止めるってのが多かった。う~ん、やっぱりこの案かなぁ。
  2. デイトナさんのブログ「デイトナウ!」で面白い記事を発見。何とガレージのパネルの上下にある凹みに、力技で「ぬぉーーりゃーーー!!!」と組み込むのだそうです。
    面白すぎ。
    リンク置いておくので見てきて。(そして戻ってきて)
    デイトナウ! ガレージ改造計画11 Let’s DIY! OSB材の壁板貼り(その1)に挑戦! <前編>
    デイトナウ! ガレージ改造計画12 Let’s DIY! OSB材の壁板貼り(その1)に挑戦! <後編>

これらの方法で悩ましいのが、OSB合板はサブロクサイズ(910mm幅)なので、間柱は半分の455mmピッチが最適なのに対し、ガレージの壁パネルは420mm幅なので、寸法があいません。

よって、全てのOSB合板の幅を切らねばなりません。(間柱以外のところで板をつないではいけない。段差が生じる)

壁板と間柱_悪い例

デイトナ案にたいへん感銘を受けつつも、考えあぐねて数日寝かせておいたら、ふいにちょっといい考えが浮かんだ!(わお!) ユーレカとは叫ばなかった。

デイトナ式はガレージ上下の窪みに、柱を弓なりに反らせてはめ込む案です。
これがアリなら、柱とは別のパーツがガレージ上下の凹みに嵌って突っ張ってしまえばいいじゃん。
と思ったのです。(下図のように)

この案だと、間柱の位置は自由なので、板の幅に合わせた455mmピッチに置けるし、OSB合板は切らずに済みます。

デイトナ案 デイトナ案

ねこまる案 ひらめいた案

デイトナさんの中の人に感謝!

なんだか突破~できたので、あとは具体的に設計するのみ。

 

・・・できた。

内装CAD間柱 間柱の位置、寸法

内装CAD_OSB OSB合板

 

材料

  • 杉KD材  21×45×3,000  26本(これはもっと厚い方がよかったかも)
  • OSB合板   1,820×910×9  17枚
  • パイン集成材やベニヤ板の端材  適量(凹みに嵌って突っ張る用)※1
  • コーススレッド  3.3×25 と 3.3×35  数百本(材料から突き抜けない程度の)

※1 本棚などのDIYをやり続けると、端材のストックが大量に生じます。そして時々こういうことで捌けます。

断熱材を入れるのが定番のようですが、一旦なしです。
ガレージが母屋の東にあるので、日が当たるのは朝のみ(昼頃から日陰になる)で、一番熱くなるのはシャッター面なので、どうせそこは断熱出来ないので。
(ひと夏過ごして、断熱したくなったらOSBを剥いで入れます。ちょっと様子見)

置く場所も無いので、最初に柱だけ買って、後日それが組みあがってからOSB合板を購入。
長さ、物量的に持って帰れないので、例によってトラック貸出サービスを使わせていただきました。
(いつもありがとうございます。助かってます)
コメリは軽トラ、グッデイは何とボンゴトラック。普段トラック乗らないので楽しい。

コメリ軽トラ グッデイトラック

 

組立

まず間柱を組付けます。

上の図の通り、 凹みに嵌って突っ張る用の板を、ガレージとのガタが生じないようにして柱とネジ止めします。上を止め終わると、間柱はもう倒れません。次に下を止めます。

間柱取付前 間柱取付後

場所によっては、ガレージのネジ頭やら、鋼板やらで柱が付かない場合があります。突っ張り板を削って形を合わせます。

突っ張り木片

オプションで付けた引戸と小窓が、工作を難しくしています。(爆)

間柱(引戸) 間柱(小窓)

間柱は完了~

間柱完了

 

つづいてOSB合板の取付です。
455mm間隔で間柱が並んでますので、合板の横910mm両端と真ん中にビス止めです。縦も455mmピッチで4か所にしました。
引戸と小窓のところは455にはならないので、調整します。(寸法図面参照)

OSB_1枚目 OSB途中

それと、電灯のスイッチとコンセントはOSB合板に埋め込みますので、ジグソーで穴をあけておきます。

ジグソー1 ジグソーで穴

上の段のOSBも順次丸ノコでカットしては貼るの繰り返しです。
私、丸ノコでカットするのが超ヘタクソで鬼門でしたが、今回やっと慣れました~
直線でカットしないと、板を貼り合わせた時、隙間が生じます。

鬼門丸ノコ

引戸、小窓、シャッター部など、まあまあうまく処理できました。

引戸 小窓 シャッター

 

-天井-

天井は板を貼らないことにしました。
さほど日が当たらないという上述の理由で、ここも断熱材含め保留です。

というわけで、OSB合板貼りは終了です。3面の写真をあげておきましょう。

壁1 壁2 壁3

バイクガレージ内装をDIY!(前編) はここまでです。
後半はもう残り少ないんですが、「照明」と「自転車を吊るす滑車」は天井につけてますので後ほど説明します。
これもガレージ側に穴をあけてません!(キープコンセプト)

バイクガレージ内装をDIY(後編) へつづく。

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