前回はこちら バイクガレージ内装をDIY!(前編)
前回で設計・間柱・OSB合板の施工までやったので、これで作業の8割は完ですが、意外に残りも語る分量が多いので、記事を前後編に分けました。
電気工事
ウッドデッキの項でも説明しましたが、母屋から電源を引いてます。
ガレージの基礎に、通線済みのPF管を通してもらっているので、あとはガレージ内の配線だけです。
- 電灯 : ダクトレールをつけたので、LED照明を自由な位置に何個でもつけられます。壁と同じ間柱をダクトレールの固定に使ってます(後ほど説明)
- 電灯スイッチ : 「シャッター」と「引戸」の2か所にスイッチを付けて、どちらからでも入/切できます。階段の電灯と同じ配線です(3路スイッチを使います)。
- コンセント : あえて高い位置に。 家のコンセントはテレビなど、あまり抜き差ししないものが目立たないよう低い位置に付いていますが、ガレージにその配慮は無用。電動工具など抜き差しするものばかりなので、スイッチと同じく立ってちょうどいい高さにしました。
電灯(ダクトレール)
ガレージにビスや釘を打たずに、天井にダクトレールをどう付けるか?・・・悩みました。
ああ、ひらめいた!
屋根を支える「母屋」(「もや」と読む、梁ではない)が天井にあります。これがC型をしているので、Cの開口部から中に木材を入れ、それが支えればいいじゃん。(下図)
木片は中で回転させるので、角を落としておく。左がCの中に入れる部品。通線するところだけ穴をあけておく。
ダクトレールは2mなので母屋3本で止める。
電灯関係で使った木材は、全て(Cの中も含め)壁に使った間柱と同じものです。
寸法はこんな感じになります。
うまいこと電線(VVF)が目立たぬように母屋のCの中、間柱の上などを通して、つないで終了。
ガレージ外の照明
そういえば、ガレージの外(シャッターの真上)にも照明をつけてるので紹介。
機材はソーラーパネル充電+人感センサーライトなので、電気工事はないです。
ウッドデッキの記事で紹介したほうがよかったですが、
これもガレージに穴をあけないように、ウッドデッキのフロア材として使った杉KD間柱30×105×3,000mmを、ガレージ既存のネジ穴を利用して固定。
その木にライトとソーラーをねじ止め。
木はついでに(ウッドデッキと同じく)キシラデコールで塗装。
うん、まぶしい~。3,000ルーメンだそうな。
自転車を吊る
我が家にはバイク1台と、自転車4台があり、それぞれ通勤や通学に使っており、減らすこともできません。
入らぬことはないが、たいへん狭くなるので、高さ方向で(積んだり吊るしたりして)何とかならないかなぁ、と試案と物色をしてたところ、滑車タイプを発見(しかも安い)。
以前、玄関先に収納していた時、よっこいしょと持ち上げて自転車のフレームのトップチューブをハンガーなるものに引っ掛けていた時があったけど、重くて辟易してすぐやめた前歴があるんですが、滑車はいいかもね。
動滑車2個あるので、重量は1/4だ!(引かねばならぬ距離は4倍だ!)
でも滑車で自転車を吊るしたとして、天井=屋根は耐えるんでしょうかね?
いや、幸いにして、うちのガレージはイナバ!
100人乗っても大丈夫なものが、たかが20kg程度でどうにかなろうはずもない。(非推奨)
ということでAmazonで滑車をポチりまして、滑車現物と吊りたい自転車の寸法など測ってこんな設計に。
板は、本棚作成で余っていたパイン集成材の端材なので0円。
電灯の時と同じように母屋のCの中に木材を入れてそれにねじ止めすることで固定してますが、相手が重量物なので、電灯の時より大きい木材ということで、このガレージの間柱の端材を使用して完了です。
で、私の自転車を吊るしてみる。「あ、これなら毎日でも苦にならない」
よかった。(非推奨)
下の自転車の出し入れにもそんなに邪魔になりません。上の自転車を下ろすときに、もし下に居たらどいてもらいます。
ブラインドなどと同じ機構で、ストッパーがついてて落下はしないんですが、どちらにしろヒモは巻いて壁に止めておきたいですね。
ただ付属のロープ止めの金具が、あまりよろしくないんで、何かないかなとホームセンターへ。
見つけたのはこれです。
カーテンのふさかけ(金属+木)でした。
おまけ
間柱のところをねらって可動棚板とそれ用のブラケットをつけました。(普通の作業なので割愛)
ガレージらしくなってきた・・・
まとめ
OSB合板、電気工事、天井に電灯と吊り滑車。
これだけやって、ガレージは無加工で済みました。特にOSB合板のサブロクサイズに合わせて間柱が置けるのはよかったと思います。
ただ、考えたら間柱はガレージのパネルの凹みに引っかかってるだけなので、棚板に重量物は置けないです。たぶん。
間柱+OSB合板がねじ止めされているので、あれが抜けるほど曲がる(反る)ことは無いとは思いますが。
以上、ガレージ内装について「一つの方法」の紹介でした。
END