いま、酒蔵は日本に1400ほどあるそうで、銘柄は1万とか。
季節限定の酒や純米とか吟醸などの種類もあるので、日本酒の総数はその何十倍にもなるでしょう。
またどんな有名で大きな酒屋も、全銘柄がそろっているわけではないので、私が出会い、手に取れるのはそのごく一部です。
そう考えると、入手できたお酒とは縁があってのことです。
酒との出会いは「一期一会」です。
そんなお酒の呑んだ記憶(記録)については次回説明しますね。
今回は、生酒を鮮度良く長期間保つのに必須な「レマコム冷凍ストッカー三温度帯タイプ」の管理方法です。
酒と、レマコムと、変な食器棚(1) -設計編-
酒と、レマコムと、変な食器棚(2) -組立編-
酒と、レマコムと、変な食器棚(3) -管理編- ←いまここ
酒と、レマコムと、変な食器棚(4) -とことん楽しむ-
電力監視
「レマコムを買ったことで、どの位電気代が上がるのだろう?」という興味本位の疑問を解消すべく、その電力監視にスマートプラグを買いました。
SwitchBot(スイッチボット) プラグミニです。
外出先からコンセントのオン/オフができます(冷蔵庫用途には不要ですが)。
アプリで電力量をリアルタイムに監視できて、毎日の電力量ログも残ります。
2023/11月の途中で導入しましたので、参考までに2023/12月~2024/7月までのログを載せておきます。
(電力量単価31円/kWhで計算)
年/月 | 電力量(kWh) | 電気代目安(円) |
2023/12月 | 6.69 | ¥207 |
2024/1月 | 6.37 | ¥197 |
2024/2月 | 6.12 | ¥190 |
2024/3月 | 7.46 | ¥231 |
2024/4月 | 9.25 | ¥287 |
2024/5月 | 10.70 | ¥332 |
2024/6月 | 12.42 | ¥385 |
2024/7月 | 14.62 | ¥453 |
夏は気温が高い分、電気代も高いですね。
設置場所については平日・昼間は不在でエアコンなし。室温は30℃を軽く超えている環境です。
電力量単価31円/kWで計算して、7月で400円位でした。(九州電力はもっと単価が安いけど)
まあ、電気代はそんなにかからないですね~。
温度監視
レマコムの三温度帯冷凍ストッカーは、庫内温度を表示するのが何もついていません。
日本酒を-5℃で保存したいので、庫内温度監視用に温度計の購入は必須。
庫内に入れるので、温度計本体に温度表示されても見えないのでそのタイプは却下。
また有線タイプでセンサーだけ庫内に入れるタイプも、扉のパッキンが線を踏むのでイマイチ。
庫内に置いて、無線(Wi-FiとBluetooth)で教えてくれたらいい。ついでに、外出先からもいつでも温度を確認可能にしたい。
ということでSwitchBot(スイッチボット) 防水温湿度計+SwitchBot ハブミニです。
温湿度計は庫内中央付近に下げています。
それで温度アラートも設定して、庫内温度がおかしい時はスマホに通知が来るようにしています。
1分単位で温度ログもとれるんですが、レマコムの制御もわかって面白いです。
庫内温度が程よく下がったら、完全に通電がoffになり放置される → 庫内温度が上がってくると数分間通電して温度を下げる。この繰り返しのご様子。
放置中はSwitchBot プラグミニのリアルタイムモニターが0.00kwhになります。ごく微小な電力は消費しているのでしょうが、計測下限値以下です。この時はコンプレッサー音も止まってます。
レマコムの目盛り3だと、約30分周期で繰り返しているのがログで読み取れます。
晩酌でフタの開閉複数回と、常温に戻りつつある酒を再び庫内に戻すことによる温度上昇がある。
新たに買ってきた酒を複数本庫内に入れると、入れた本数によっては庫内温度が上昇する。
たとえ保冷バッグに入れても-5℃よりは高いので。(グラフ中の急速冷凍スイッチについては下記)
ただしこれは温度計に一番近いビンの温度次第かもしれません。
この例の時も、一緒に庫内に入れていたロックアイスが溶けていませんので。
禁断のスイッチ
レマコムには、禁断の「急速冷凍スイッチ」がついてます。自爆装置並みにヤバい奴。
しかもうっかり蹴ってしまいそうな足元に!
とはいえメーカーをフォローすると、コンプレッサーなどのメカと電気は全て下に詰まっており、上は冷凍庫容器だけなので、コスト的にはこれが合理なのです。
でも気付かずしてこの自爆、急速冷凍スイッチが入ると、冷凍機がフル稼働しっぱなしになり、その名の通り急速に-20℃以下となります。
酒が凍ります。
日本酒シャーベットいわゆる「みぞれ酒」となり、望まざる25本分もの大人のデザートが完成してしまいます。
それはやだなぁ。
そこで誤爆を防ぐために、木工の端材から適当にスイッチカバーを作って貼りました。(両面テープで軽く固定)
グーです。
なお急速冷凍スイッチを積極的に使うこともあります。
わが家に到着した酒は、保冷バッグでも、クール宅急便でも、-5℃キープで輸送はできないので、買ってきた酒を複数本庫内に入れた場合、中々温度が下がらない時もあります。
その時、この禁断のスイッチを開放し、その強大なるパワーを発動するという使い方をします。
つまりあれだな。これはバードミサイルのスイッチカバーと同じ役目。
なお、これの発動時はスマホタイマーを必ず入れましょう!
スイッチを入れたのをうっかり忘れて他のことをしていると、庫内全てがみぞれ酒となり・・・(以下略)。
次回は、日本酒を「飲む以外」の楽しみ方についてです。
酒と、レマコムと、変な食器棚(4) -とことん楽しむ- につづく